Automne ~ まだ見ぬ季節へ
2016.09.18
もの想う季節の到来です。
そう思わせてくれたのは、今回のDM。
秋の小旅行に出かける我がオーナーですが、その表情に何かしらの決意を秘めているような…
目指す場所には何が待っているのでしょうか…
そんな、センチメンタルでドラマティックなシーズンを彩るコレクションをご紹介いたします。
今シーズンは、贅沢なファーに注目。
毛足の長いゴージャスなファーにカラーリングを施し、あえてベストに用いることで、コーディネーションの可能性がぐんと広がります。
特筆すべきはコートやレザーにONするアレンジメント。
従来マフラーやストールが担っていたポジションを、ファーベストが取って代わるのです。
「刺繍使い」も今期の外せないポイントです。
「エンブロイダリ―」ではなく「刺繍」という言葉にこだわりたい、絵巻物のような重厚感。
ドレスやコートのランクを確実にアップしてくれています。
独特のオリエンタルテイストが醸し出す、美術品のような世界をしばしお楽しみください…。
大振りな柄の入ったこのコート、これだけでかなりインパクトがありスタイリッシュなのですが、実はこの柄、プリントされているものではないのです。
プリント部分だけが別布になっていて、それをアップリケのようにドレス本体に貼り付けています。
ディテールにも決して手を抜くことのない、大人の女性にこそ選んでいただきたいアイテムです。
アクセサリーでは、パールが大復活しています。
素材の良さを活かしながら、パールならではの優しさの中に、秘めた主張すら感じさせます。
コンサバティブになりがちなパールが、本当は女性の心強い味方でもある一面を見せてくれているようです。
パールとともに、サンゴも注目です。
海のアイテムなのになぜ秋に?と思ってしまいがちですが、今期のサンゴは繊細で希少な枝サンゴを用いたソフトで洗練されたフォルム。
「母なる海」から生まれた愛情にあふれるアトモスフィアが漂い、エッジィなファッションの中での女性らしさの演出に一役買ってくれます。
こうして迎える新しい季節、過ぎていった、夏のあの喧騒がすでに遠く懐かしい。
ポップスの名曲「Yesterday when I was young(帰り来ぬ青春)」を口ずさみながらも明日からの未来に心が踊ります。
美しくドラマティックであろう次の世界へ旅立つ前のひととき。
「さあ、どんな季節が私を待っているのかしら・・・」
KUMA